2023.09.27

薬局長・管理薬剤師は実績で優利な転職を！個別指導・クレーム・ミス

せつな

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この記事で得ることができる転職に関する情報　転職のメリット、デメリット

メリット

薬局長や管理薬剤師は１回経験しておいた方がよい。
責任ある立場は年収アップする確率が大幅に上がる。
転職では勤務年数ではなく実績が大事。

デメリット

責任のある立場には面倒なことが多い。
薬局の緊急携帯はストレスがたまる。
休日でも在宅対応は呼び出されることがある。

薬局の取り組みなど

調剤報酬改定

医療費の削減から調剤薬局の経営や存続も厳しくなってきています。
2年に1度の調剤報酬改定でも報酬点数が徐々に減ってきています。
国が推奨する、かかりつけ薬局や対人業務が大事です。
既存の薬局の経営のままだと今後生き残れなくなる可能性もあります。

対人業務の質

厚生労働省は対物から対人への薬剤師の活躍を望んでいます。
患者に対して適切な薬物治療の提供が必要です。
服薬指導や在宅などに力を入れて医療の質を高める必要があります。
今後は地域支援体制加算を取得しなければ薬局として生き残れない可能性もあります。
地域密着型、かかりつけ薬局を目指す必要があります。

薬剤師が考える地域包括ケアシステムを担う項目

多剤における重複投薬や飲み合わせの確認
残薬調整
医師への疑義紹介
丁寧な服薬指導
副作用等のモニタリング
医師へのフィードバック
処方提案
在宅対応

地域連携薬局と専門医療機関連携薬局

地域連携薬局

外来、在宅、施設との服薬状況の一元化と継続的な情報連携に対応。
他の医療従事者との連携、医薬品の供給、研修実施などの取り組み。

専門医療機関連携薬局

がん診療連携拠点病院等との密な連携
高度な薬学管理と専門的な医療を提供。
がん情報の発信もしていく薬局。

以上の取り組みに積極的でない薬局は今後の経営が大丈夫なのかと今一度疑うべきでしょう。
薬局で働く我々自身も胸に手を当てて考える必要がありますね。

責任ある立場

転職したいと思うことの一つに仕事の内容がありますか？

例えば薬局長や管理薬剤師という責任ある立場になるのは嫌だから転職したいですか？
気持ちはとても分かります。
責任ある立場はいろいろな面倒なことを処理する必要があります。
薬局長ならばスタッフがやらかしたミスによるクレーム対応など。
管理薬剤師ならば個別指導への対応など。
どれもやりたくないことばかりです。

しかしこれらの経験も全く無駄ばかりというわけではありません。
それは転職する時の実績になるからです。
前の薬局では薬局長をこの期間行っていました、前の薬局では管理薬剤師をこの期間やっていました、個別指導も経験しました。
このような実績は役職なく数年間働いていました、よりよほど印象がよくなるでしょう。

あなたが採用する立場であるならばどちらの人材を選びますか？

５年くらい役職もなく働いた薬剤師と、３年くらい働きそのうちの１年間薬局長や管理薬剤師、個別指導にも対応した薬剤師。
ほとんどの人が後者の薬剤師を採用したくなるでしょう。
働いた年数でみるのではなく、実績でみることがほとんどでしょう。

実績があれば転職しようとするところでもアピールできるためより多く年収アップする確率が大幅に上がります。
従ってもしも今すぐに転職を決めることができなくて、役職を与えられそうなときは挑戦してみるのも一つの手です。

自分が薬局長でクレーム対応に失敗したとしても困ったら上司に相談すれば大丈夫です。
管理薬剤師で個別指導に当たり、受け答えに失敗して返金処理が多くなっても自分の給料から抜かれるわけではありません。
失敗を恐れずに挑戦することが次なる転職への礎になるということを忘れてはいけません。

クレーム対応の基本的な手順

心情を理解してのお詫び
原因と事実確認
解決策の提示
再度のお詫びと感謝

心情を理解してのお詫び

不快な思いをさせたことにまずお詫び
表情、視線、態度なども大切

原因と事実確認

事実を確かめ、整理して記録する。
適切な質問で事実を固める。

解決策の提示

なぜ？何を？どうする？誰が？いつまでに？どこで？
書面を出す際は、上司の確認をとる。

再度のお詫びと感謝

相手に非がない場合はお詫びと感謝を伝える。
クレームは組織で共有して次に活かす。

薬局携帯

精神的ストレス

仕事で言えば薬局の緊急携帯の対応も大変ですね。
休みの日だって関係無でもつため精神的ストレスが溜まります。
薬局の24時間対応ができるという項目はかかりつけ薬剤師や地域支援体制加算をとるのに必要になってきます。

\かかりつけ薬剤師のノルマがきつくてやめたい場合はコチラの記事をどうぞ/

【かかりつけ薬剤師】やりたくない時の解決策5選

ほとんどの薬局では加算を算定するために持つ必要があるでしょう。
加算がついても結局自分達の給料にはあまり反映されないため手間とストレスが増える一方です。

しかし、勤務する薬局が存続するためには必要なことなのでここは割り切りましょう。
飲み合わせの質問は電話で答えられることなのでまだいいです。
中には店舗に行って薬歴を見ないと答えられないこともありますがそれはごくごくまれなケースです。

休日の在宅対応

滅多にないことですが、休日に在宅の対応で呼び出されたことがあります。
次の日でもいいだろうと思うようなことでもすぐに対応してほしいと言われれば行くしかありません。
重い足取りで向かい勤務したときは本当に転職したいと思いました。
申告すれば給料には反映されるのでいいのですが、それでも休みの日に呼び出されるのはなかなかつらいものです。
これが在宅患者を担当するデメリットですね。

仕事でたまったストレスの解消法

日々の業務で手一杯、ストレスがたまる一方という人は多いのではないでしょうか。
薬剤師は日々の業務でもひと際、神経を使う必要があるためストレスがたまりやすいです。
ガス抜きせずにストレスをためすぎると精神衛生上よくないです。
なので、ストレスの解消法についても紹介していきます。

身近な人に話す。

同じ職場の同僚や上司にはなす。
大学時代や別の店舗の人に話す。
家族や友人に話す。

同じ職場の同僚や上司にはなす。
同じ職場の同僚や上司なら、自分が抱えている仕事の解決の糸口をつかめるかもしれません。
その人の行っているポイントなどを直接聞くことにより業務が効率化して楽になる可能性があります。
ストレスの源が減るので効果が大きい方法ですね。
リラックスして話せるように飲みやランチに誘ったりするのもありですね。

大学時代や別の店舗の人に話す。
第三者の立場から意見を述べることができるため、変わった視点を得られるかもしれません。
自分では考えもしなかった方法を知れる可能性もあります。
同じ店舗ではそのやり方に慣れてしまうため、こういった別の角度からの考え方も大事です。
後は同じ店舗だと気を使って話せないことも話せるため、心のもやもやも少しは晴れるかもしれません。

家族や友人に話す。
家族や友人には遠慮せずに話すことができますね。
違う職種から見た意見も聞けることも貴重です。
気を遣わないで話せるという点は大学時代や別の店舗の人と話すのと同じでよい点ですね。

しっかり休み趣味に没頭する。

睡眠をしっかりとる。
趣味を楽しむ。
おいしいものを食べる。

しっかり寝て、好きなことをしていればリフレッシュできます。
加えて美味しいものを食べれば幸せな気分になり明日も頑張ろうというモチベーションにもつながります。

睡眠をしっかりとる。
日中の仕事のストレスにより交感神経は優位となっています。
しっかりと睡眠をとることにより交感神経と副交感神経の働きを整えます。
交感神経と副交感神経のバランスを整えることで自律神経失調症の予防になります。

趣味を楽しむ。
休日は自分の興味のあることだけをするのも一つの方法です。
仕事以外のあまりの時間は人生を濃くするのに大切な時間です。
好きな漫画やアニメ、ゲームをして怠惰に過ごすのも大切なことです。
旅行に行って新しい景色や体験をするのもいいですね。

おいしいものを食べる。
普段カップ麺やインスタント食品ばかりで済ませていませんか？
手軽で便利なものですがそればかり食べていると味気がありません。
食べたいものを自分で作ったり、あるいは外食したり。
美味しいものを食べると幸せな気分になりますね。
幸せな気分を感じると脳内でセロトニンが放出されるので落ち込んだ気分も解消されやすくなりますね。