薬剤師の僻地体験談と災害で被災した薬局薬剤師の役割と緊急時の対応
![](https://www.tyoutennsyokuyakuzaishiziki.com/wp-content/uploads/2022/06/せつな場所.jpg)
この記事で得ることができる転職に関する情報 転職のメリット、デメリット
- 異動先の薬局が僻地の場合は覚悟が必要。
- 薬局の築年数も大事。
- 通勤時間が30分以上あるなら転職して時間短縮。
- 地方だと駐車場がない場合電車を利用するかも。
- 車通勤は渋滞に巻き込まれて遅刻するリスク。
場所も大事
![住む場所や薬局の場所の関係を図解で表現](https://www.tyoutennsyokuyakuzaishiziki.com/wp-content/uploads/2022/08/場所も大事-1024x576.png)
僻地での体験談
転職したい薬剤師のタイミングのひとつに場所がありますね。
あなたは異動先の薬局が僻地あるいは転勤で県外といった経験がありますか?
私は僻地や県外へ行った経験があります。
そこでの経験から言うと独身なら僻地や県外ならまだありだということです。
当時務めていた会社には僻地手当なるものがありこれが数万円もらえていたためお金を稼ぐには僻地も悪くはなかったです。
県外も違った環境、違った習慣があったのでそれはそれで面白いと感じました。
しかし僻地も県外も田舎だと本当に遊ぶところや出会いがなくて不便だなと感じました。
遊ぶところがないのでお金は貯まりますが、虚しさも感じます。
同年代の異性に出会う場所もないため結婚も遠くなる可能性があります。
私は当時ネットゲームをして遊んでいたので一人で遊ぶにはあまり困りませんでした。
働いて稼いでいたお金を課金アイテムで溶かしていたことは今ではいい思い出です。
当時は20代だったので結婚もしたいと考えていました。
しかし薬局で会うのは高齢者ばかりなのでなんらときめきすらなかったです。
もっと人がいる県へ出会いを探しに街コンに参加したりしました。
今思えば結構無駄なことをしたなと思います。
少し考えれば分かることですが田舎の県外からわざわざ来た人と関係をもつよりも近くの県内の人と関係をもつほうがずっと楽です。
近くならすぐ会えるし、いいことばかりです。
でも当時の自分はそんな単純なことにすら気づかないほどに異性に飢えていました。
僻地などの人がいない場所へ行くにはそれなりの覚悟が必要なので覚えておきましょう。
古い薬局
異動したところの一つにとても古い薬局がありました。
築30年以上はするアパートの1階にあり、トイレも小さかったのを覚えています。
さすがにここでずっと働くのは無理だなと思い転職に踏み切りました。
自分にとって薬局の築年数も結構重要な要素だなと思いました。
通勤距離も短い方がよい
異動先が住んでいる家から遠いのも転職する一つの要素ですね。
実家や一人暮らし、夫婦で住んでいるなどいろいろありますが、通勤時間が1時間以上かかるところはやめましょう。
30分以上かかるのも結構長いです。
移動が電車なら電車内で携帯みたり、勉強したりすればいいと思うかもしれませんが正直言って効率悪いです。
携帯でも画面小さいので家のパソコンでみたほうが見やすいし、勉強も人がたくさんいて思ったより集中できません。
人が近いとそれだけでストレスも感じやすくなるしいいことはありません。
駐車場の可否
地方だと車での移動も多いため駐車場があるかないかも気を付けるポイントです。
車通勤は自分以外に周りの人がいないため気分は楽です。
公共交通機関がない不便なところでも移動ができて便利です。
雨の日も移動が楽です。
しかし渋滞などに巻き込まれて遅刻するリスクがあるため注意が必要です。
地方で働くのと都心で働くのはどちらがよい?
![地方と都心のメリットを図解で説明](https://www.tyoutennsyokuyakuzaishiziki.com/wp-content/uploads/2022/08/地方と都心のメリット-1024x576.png)
結論として、転職だけでのことを考えるなら都心一択です。
その理由として、都心には人が集中するため働く場所が多いからです。
働く場所も多いので転職する場所も好条件のものを選択しやすいからです。
転職だけのことを考えれば確かに都心一択ですが、総合的なことを考えれば地方も捨てがたいです。
それぞれのメリットについても見ていきましょう。
デメリットについては地方と都心のメリットの逆なので割愛します。
地方のメリットと都心のメリット
地方のメリット
- 生活費用が安い
- 自然環境がよく、子育てによい
- 都会よりストレスを感じにくい
生活費用が安い
都心と比べると家賃などの生活費用は下がってくる傾向があります。
生活費用が安くなればその分家計を圧迫しないのでいいですね。
自然環境がよく、子育てによい
都心部は人口が多いので大気や海の汚染が気になりますね。
特に子育て世代は子供によりよい環境で育ってほしいですよね。
都会よりストレスを感じにくい
人口密度も高く騒音も大きい都会は、いるだけでストレスを感じやすいです。
地方は人が少ない分、騒音も小さくなるので都会よりストレスを感じにくいですね。
都心のメリット
- 求人がたくさんあり、給料も高い
- 交通が便利でインフラが整っている
- 遊ぶところがたくさん
求人がたくさんあり、給料も高い
都心には人口が集中する傾向があるので需要と供給のバランスにおいて、需要が高くなります。
需要が高いということは、価格も上がっていくということなので、賃金も上がりやすいと予想できます。
賃金が上がるということは給料も高くなります。
交通が便利でインフラが整っている
都心部では電車を逃しても数分待てばすぐに次の電車がきますね。
車を持つ必要がないのもいいところですね。
遊ぶところがたくさん
都心部は地方と比べて遊ぶところが豊富ですね。
新しい発見や新しいことがたくさんあるため刺激的ですね。
独身なら都心へ行くのもあり
結論としては、転職だけでのことを考えるなら都心一択ですね。
総合的なことを考えれば地方も捨てがたいです。
もし独身で妻や子供もいない状態なら思い切って都心に行く選択もよいですね。
災害地域は要注意
![自然災害や人的災害の関係を図解で説明](https://www.tyoutennsyokuyakuzaishiziki.com/wp-content/uploads/2022/08/災害-1024x576.png)
川の近くや昔災害にあった場所にある薬局も気をつけましょう。
災害に巻き込まれたら薬局の薬の廃棄、店舗の清掃など様々な面倒ごとに遭遇する恐れがあります。
勤務中にそのような災害にあったらパニックになりかねません。
避難したいけど薬局を勝手に閉めることができないため避難できないなんてこともあるかもしれません。
日本人は真面目なのでそういうところが困りますね。
災害パターンを事前に想定しておきましょう。
自然災害
- 地震:建物の倒壊、家具の転倒、ライフラインの寸断など
- 津波:波に飲み込まれる、ヘドロが打ち上げられるなど
- 洪水:台風や大雨による河川の氾濫、浸水被害など
- 土砂崩れ:建物や橋の倒壊など
- 大雪:山では雪崩、集落では孤立状態など
- 火山の噴火:土石流、有害ガスなど
人的災害
- 火災:薬局や周辺の建物で火災など
- 建物の倒壊:建物の老朽化など
- 電車の脱線事故:発生率は低い
- 有害物質の流失:ガスなどの化学物質の蔓延など
- 原発事故:放射線による人体への影響など
- 戦争:兵士や民間人の被害など
- 停電:あらゆる家電が使えなくなる
災害時薬局がすぐに取り組むこと
![災害時に薬局が行う取り組みを図解で説明](https://www.tyoutennsyokuyakuzaishiziki.com/wp-content/uploads/2022/08/災害時の確保-1024x576.png)
ハザードマップや防災マップが発表されていても危険な場所に立地している薬局は多々ありますね。
そういった場合の緊急時に備えての対応について紹介します。
1.災害時連絡先一覧表の確認
2.ライフラインの確保
3.医薬品等の確保
4.防災用品の確保
1.災害時連絡先一覧表の確認
- 災害時の連絡先一覧(携帯電話番号、メールアドレス)等を作成し、従事者への周知
- 災害時の連絡方法や集合場所、休日・時間外に災害が発生した場合に緊急参集する者を決定するなど
- 薬剤師として出勤する場合に備え、震災時の出動許可をあらかじめ薬局開設者より得ておく
2.ライフラインの確保
- 通信手段は複数の手段を確保する(携帯電話、固定電話、FAX、無線など
- 電気は停電時の非常用電源を確保する(非常用自家発電装置、蓄電池、各種乾電池の備蓄)
- メンテナンス会社との復旧工事の優先契約を結ぶ
- 3日分程度の燃料(ガス、ガソリン、灯油等)を備蓄する。
- 災害時の燃料の優先確保や復旧について、ガソリンスタンド等と契約する
- 飲料水、排水車からの給水の受け入れ容器(ポリタンク等)を常備する。
- 交通手段は自転車、バイク、自動車などを確保する。
3.医薬品等の確保
- 最低限3日分程度の在庫をもつように努める。
- その他、薬剤関連資材についても同様の備蓄に努める。
- 一般用医薬品や衛生材料等についても災害時の地域のニーズに応じるため、十分な量を備蓄するように努める。
4.防災用品の確保
- 防災用品を常備する
- 自立して3~4日間過ごせるだけのものを備蓄する。
薬局が被災した場合
![被災した薬局の社会的役割を図解で説明](https://www.tyoutennsyokuyakuzaishiziki.com/wp-content/uploads/2022/08/被災した薬局の社会的役割-1024x576.png)
薬局が行うこと
薬局薬剤師として最も優先するのは患者の安全確保と負傷者の援助です。
業務を継続・再開する社会的役割が期待されます。
- 地域薬剤師会を通じて保健所等自治体へ被災状況を報告する
- 薬剤師の派遣や医薬品の供給について被災地外へ支援要請を行う。
1.患者の避難誘導
2.安否の確認など
3.薬局(店舗)の状況の確認
4.業務継続の判断など
5.近隣医療機関への連絡・連携
6.取引医薬品卸への連絡
7.保健所等自治体への報告
8.地域薬剤師会への連絡
9.都道府県薬剤師会への連絡
10.支援薬剤師の受け入れの準備
11.薬局業務を継続しながらの被災地における支援活動
12.学校薬剤師の活動
災害にはできるだけ巻き込まれたくはないですが、備えあれば憂いなしです。
災害時を想定してどう動けばよいかを頭に入れておくことも大切ですね。
もしも今の職場の場所に不満があるならば転職活動することをお勧めします。
通勤時間が30分から1時間以上かかる人は時間を無駄にしないためにもぜひ検討してみましょう。
転職活動はやろうと思えば今すぐ行うことができます。
転職サイトに登録して転職エージェントとメールや電話でやりとりをするだけです。
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