【薬局長はやりたくない】残業代や給料は割にあわない?うざいやパワハラやめて!
薬局長は薬局と病院やクリニックなどの医療機関を橋渡しする重要な存在です。
スタッフの管理に勤務表の作成など行うことは様々です。
残業代や給料は割にあわないと感じることもあります。
時にはスタッフからうざいと思われたり。
パワハラと思われたり。
管理薬剤師と合わずにやめたい。
やりたくないと思うこともあります。
この記事では、このような状況にある薬剤師の方に最適な解決策をご提案します。
私は調剤薬局に7年以上の勤務経験があります。
薬局長兼管理薬剤師として活動した経験もあります。
さらに、人の心理についての本も23冊以上読みました。
この記事は、私の経験したノウハウを凝縮して書いています。
この記事を読めば、
- 薬局長はやりたくない…
- 残業代や給料が割に合わない…
- うざいやパワハラなどの陰口はやめて!
こういった問題が全て解消されます。
薬局長をやりたくない方は、ぜひ最後まで読んでください。
【薬局長はやりたくない】残業代や給料は割にあわない?
薬局長は外向的な対応が多いです。
内向的な人は自分には薬局長は向いてないのでは?
といった悩みも感じることがあります。
上司からのオファーを断れない場合もあります。
自分には合わないと思ったら転職もひとつの選択肢です。
ファルマスタッフはヒアリングや対応も丁寧でおすすめです。
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薬局長の仕事。倦怠管理や勤務表作成
薬局スタッフの勤怠管理や勤務表作成があります。
勤務表の作成はとても億劫になる作業です。
時短勤務、スタッフの休日、祝日の把握、病院の長期休みの把握が必要となるため頭を抱えることも珍しくありません。
自分の休日を後回しにしてしまう人は、知らず知らずのうちにストレスを貯める傾向があるため注意です。
私もその傾向があったため、かなりの負担になりました。
薬局長の仕事。スタッフ間のコミュニケーションやパフォーマンス向上
薬局長の仕事にはスタッフ間のコミュニケーション促進もあります。
コミュニケーション不足だと意思疎通が上手くいかず、ミスが増える可能性があります。
それを防ぐために、率先した声かけが求められます。
職場のパフォーマンスを向上させる責務もあります。
スタッフがよいことをしたら褒めて伸ばす。
悪いことをしたら個人を尊重した指摘が必要になります。
人格や容姿などを否定しないような配慮が大切です。
薬局長の仕事。目標周知とやる気を引き出す
薬局長の仕事。目標周知とやる気を引き出す
薬局長には会社の目標を推進する仕事もあります。
かかりつけ薬剤師の同意件数ノルマや地域支援体制加算の取得などです。
大きな目標を達成するために、分割してタスクを細かく設定します。
一人一人がタスクを達成できるように支援する必要があります。
進捗状況の確認をしてスタッフを管理します。
薬局長の仕事。クレーム対応
薬局長はクレーム対応をする場合があります。
他のスタッフがやらかしたミスでも同じこと。
謝罪と原因の追求、改善策を講じなければいけません。
理不尽に怒る患者さんも存在するため、精神的に負担に思うこともあるでしょう。
薬局長の仕事。医療機関との橋渡し
門前のDr.や近隣の医療機関との橋渡しもする必要があります。
約束処方や疑義紹介の方法など医療機関によってもさまざまです。
外向的なら外当たりもよいため、あまり苦労はないでしょう。
しかし、内向的な場合は医療機関に赴くことが億劫になるでしょう。
薬の供給不足で入手困難な場合も伝える必要があります。
そういった場合、私は胃がキリキリした状態で報告に行くことも少なくありません。
薬局長の残業代や給料は割にあわない?
薬局長は管理職であるため、残業代は基本的にはでません。
しかし、深夜業(22時から翌日5時まで)の割増賃金は支払われます。
残業が22時以降になる調剤薬局は珍しいですね。
個別指導の準備で日付が変わるくらいまで残業することはありました。
普通の薬局なら深夜残業は滅多にないことでしょう。
残業代が基本的にはでませんが、その分手当が支払われます。
数万円程度のところが多いです。
一般の薬剤師でも残業が多いところでは、薬局長は割に合わないと感じることが多いです。
逆に残業が少ない場所なら、割に合う可能性は十分あります。
配属されている薬局次第ですね。
薬局長のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
名刺:薬局長専用 | 責任:胃がキリキリ |
役職:承認欲求を満たせる | スタッフから:批判 |
手当:数万円 | 勤務表作成:面倒 |
薬局長にはメリットもあればデメリットもあります。
役職がつくことによって手当があったり、専用の名刺も支給され、承認欲求を満たすことができます。
一方デメリットとしては、勤務表の作成に手間がかかったり、スタッフからの批判の的となったり。
責任もそれなりにあるため、人によっては胃がキリキリすることもしばしば。
重圧に押しつぶされそうになるほどストレスを抱えている場合は転職をするのも一つの手です。
スタッフから見た薬局長
一般職のスタッフからみた薬局長はどのようなイメージでしょうか。
あまり仕事をしないと感じる面があるかもしれません。
人間である以上、欠点もあります。
欠点ばかりでは目が当てられませんが。
ここではよく聞く薬局長の悪口や陰口などについて考察していきます。
すぐに忘れる薬局長
薬局長には物覚えの悪いタイプや覚えてもすぐに忘れるタイプがいます。
頼んでいたことを忘れられていたら、信用度が下がることも避けようがありません。
頻繁に忘れるタイプの人には、頻繁に進捗状況を確認する必要があります。
今この件はどうなっていますか?と繰り返し確認をしましょう。
では、薬局長の視点からだとどうでしょうか?
薬局長は一般のスタッフよりもやるべきことがたくさんあります。
平行処理していく必要があるため大変です。
優先順位をつけて処理していくため、重要でないことは後回しになります。
後回しにされるのがスタッフの要望であることも珍しくありません。
スタッフの要望の中には、そんなことくらい自分でやってくれ。
と思うことがでてくるものです。
スタッフ自身も自分でできることかどうかを一旦考えて聞くとよいでしょう。
全てを薬局長のせいにするのはあまりよいことではないですね。
ごますり薬局長
薬局長には、上司にはいい顔をして反対に部下には厳しいタイプもいるでしょう。
仕事があまりできないのに出世する人にはこういった人がいます。
スタッフの不平不満がたまるのは目に見えていますね。
承認欲求が強いタイプの可能性があります。
承認欲求が強いタイプへの対応は、認めてあげることです。
大げさにすごいですね!さすがですね!といった具合にヨイショしてあげると満足します。
満足した状態だとあまり厳しくは当たらないことでしょう。
まずは認めてあげることを意識した対応が大切ですね。
パソコンばかりいじる薬局長
薬局長には、忙しい時にもパソコン作業をしている人もいます。
待合が混んでいる時にはやめてほしいですよね。
この場合は、パソコン作業に夢中になって待合の込み具合に気づいていないパターン。
締め切りが近いため少しでも作業をしないといけないパターンがあります。
いずれにしても、患者さんが最優先のため監査や投薬をするようにお願いをする必要があります。
手柄を横取りする薬局長
全て自分の成果によるものだと主張する薬局長もなかにはいます。
こういった場合、スタッフのモチベーションが下がる可能性があります。
対応策は以下が考えられます。
- 自分の業績を記録し、完了した仕事を書き留め、議題や報告書を使って仕事をしたことを証明する。
- 共同作業に対する謝意が適切に与えられることを確認し、自分の仕事について話す。
- 礼儀正しく、オープンマインドでいることで、円満に問題を解決する。
ハラスメントな薬局長
恫喝やセクハラといったハラスメントを行う薬局長は最悪です。
本人にはその気がないが、受けた側からすれば精神的にきてしまうものです。
対策には以下が考えられます。
- ハラスメントを記録する – 警告や具体的な言動を含め、その行為を行ったすべての事例を記録する。
- 出来事を報告する – 人事部または上司に連絡し、ハラスメントを直ちに報告する。
- サポートを求める – 信頼できる同僚、友人、家族、または組合の代表者に相談し、アドバイスを受ける。
- 法的アドバイスを求める – そのハラスメントが、より大きな不適切な行動パターンの一部であると思われる場合は、弁護士に相談する。
不満や怒りの感情を抑えて、自分の仕事を精一杯やり続けているといつかは限界を迎えてしまいます。
環境をすぐに変える必要があります。
転職して別の会社で働く方がよいです。
自分の心に正直になることも必要です。
自信がないように見える薬局長
頼りがいのない薬局長も時にはいます。
スタッフの質問にも即答できない場合もあります。
間違ったことは言えないという責任感から躊躇することも。
分からないためにすぐに答えられない場合も。
知識不足か不安なだけかあるいは質問の意味が分からないのか。
いずれにせよ、レスポンスは早い方がよいですね。
薬局長はうざいやパワハラやめて!悪口はつらいよ
薬局長からみたスタッフ側はどうでしょうか。
時にはビシっと言わないといけない薬局長はスタッフからうざいと思われることもしばしば。
パワハラやセクハラにならないように気を使ったりと考えることはたくさん。
管理薬剤師を兼任していない場合は、管理薬剤師にも気を使うことも。
中間管理職は部下と上司との間で板挟みで苦労が絶えません。
薬局長がうざいとはどんな状況?
薬局長がうざいとはどんな状況でしょうか。
- 自分の思ったように行動してくれないという不満。
- コミュニケーション不足による苛立ち。
- 仕事が遅い
さまざまな状況が考えられます。
コミュニケーションをとろうとしても逆にうざいと思われて空回り。
仕事の優先順位で、スタッフからの頼み事への対応が遅くなったり。
薬局長も精一杯頑張っているはずです。
うざいと思っても陰口は言わないようにしましょう。
薬局長が受けるハラスメント
- 薬局長のリーダーシップ、意思決定、および業績に関する不当な批判や軽蔑的な発言。
- 怒鳴る、悪口を言う、喧嘩をする、いじめをするなど、業務に支障をきたすような薬局内での乱暴な行為
- 薬局長が設定した指示、手順、方針に従わないこと
- 薬局長から与えられた職務を遂行しないこと
- 建設的なフィードバックや批判を受け入れない
- 職場で不適切なコメント、ジョーク、中傷をすること
などがあげられます。
いわゆる逆パワハラというものです。
部下から上司に対して行われるハラスメントもまたパワハラになります。
薬局長と管理薬剤師合わない
小さい店舗の場合は薬局長と管理薬剤師が兼任の場合が多いです。
しかし大きな店舗などは薬局長と管理薬剤師が別々の場合があります。
早いと2、3年目で薬局長を任せられる場合もあります。
薬局長になるには、部長やエリアマネージャーからの信頼も必要です。
この人なら大丈夫そう、良い薬局長になるだろうという期待から任せられることがあります。
管理薬剤師は個別指導の対応をする場合もあるので知識が豊富なベテランの場合もあるでしょう。
お互いの価値観が合わない場合は本人たちだけでなく周りのスタッフにも悪影響が及びます。
プレッシャーに負けて辞めたいと思うこともあります。
辞める場合は今一度よく考えてから選択をする必要があります。
薬局長辞める前に
薬局長を辞める前に考えることはいくつかあります。
辞める原因は、
- 責任の重さ
- 仕事の量が多い
- 給料が少ない
- 人間関係
辞める理由は何か今一度考えましょう。
その理由は、たとえ転職してもまた同じことが原因で嫌になる可能性があるからです。
原因を深堀することで解決策を立てることができます。
責任の重さ
身の丈に合わないポジションだと感じることは配属当初は持つものです。
プレッシャーに押しつぶされそうになることもあります。
そんなときは周りに遠慮なく助けを求めることができるようになる必要があります。
責任感が強すぎると全てを自分ひとりで片付けようとするため負担が増します。
責任が重い場合は、周りに頼って重みを分散するとよいでしょう。
仕事の量が多い
仕事の量が多い場合はタスクに優先順位をつけて処理をしていきます。
スケジュールを立てて、期限内に終わらせるように計画的に動く必要があります。
複雑なタスクは、管理しやすい小さな塊に分解します。
そうすることで、負担を感じることなく、さまざまな要素を把握することができます。
マルチタスクを避けるのも一つの方法です。
マルチタスクは、ミスを誘発し、品質と正確さを犠牲にする可能性があります。
一度に1つのタスクを完了させることに集中しましょう。
進歩状況を確認し、タスクにかかる時間を記録することで効率的な計画を立てることができます。
適度な休憩をとることも大事です。
給料が少ない
仕事をしている割には給料が少ないと感じる場合があります。
一般社員は残業代がでます。
しかし、薬局長は基本的には残業代がでません。
やることが多くなっただけという現象が起こることがあります。
会社も規定通りに給料を支払っているため増額には期待できません。
解決策は,
- 仕事を最大限効率化して残業をしないようにする。
- 上の役職を目指す。
- 転職をする。
上の役職はポストが空いていないと無理です。
現実的なのは、残業をしないか、転職をするかの2択になります。
人間関係
スタッフとの人間関係が嫌になって辞めたいと思う場合があります。
人と人が一緒に働く以上、人間関係は切ってもきれません。
相手のことをよく分からないから起きる勘違いもあります。
そういった場合はコミュニケーションの量を増やせば解決する可能性はあります。
中には周りを陥れて優越感に浸ろうとする人もいます。
この手のタイプとは関わらないことが一番です。
負の感情が自分にも伝播して不快な思いになる恐れがあります。
あまり近づかないようにしましょう。
しかし、自分が薬局長の場合は見て見ぬふりもできません。
ほうっておくと他のスタッフのモチベーションが下がってしまいます。
注意をする場合は、問題行動に対して行うように意識しましょう。
間違っても人格や容姿の否定は行わないようにしましょう。
薬局長を辞めたい!心理からみるやりたくない理由
薬局長を辞めたい理由を心理的な観点からみていきましょう。
仕事に楽しみを見いだせず、モチベーション不足。
周りからの尊敬を感じられない。
マズローの法則によると、
1、自己実現の欲求
2、承認欲求
3、社会的欲求
4、安全欲求
5、生理的欲求
人には5段階の欲求があるとされています。
薬局長という立場は社会的欲求を満たすことができます。
しかし、周りから尊敬されないと承認欲求が満たされません。
仕事に楽しみが見いだせないと自己実現の欲求を満たせません。
欲求は下の生理的欲求(食欲、睡眠欲、性欲)などから満たされます。
安全欲求は身体的安全や経済的安全などのことです。
社会的な欲求から承認欲求への段階が思うように行かないために薬局長を辞めたいと思うのが原因であることが分かります。
なぜ薬局長を辞めたいのか?
- 仕事が楽しくなく、成功するためのモチベーションが不足しているから。
- 繰り返しが多く、意味のある貢献をしていないように感じるから。
- 同僚や上司から尊敬されていないと感じ、自分の成果を認めてもらえないから。
- 十分なトレーニングを受けておらず、仕事をうまくこなすのに必要なリソースが与えられていないから。
- 上司が能力開発に投資しようとしなかったから。
仕事をうまくこなせて、周りから尊敬されれば自信もついてモチベーション不足もあまりないでしょう。
後輩が薬局長になるときまずい
自分が薬局長から一般社員に戻りたいと申し出て希望どおりになったと仮定します。
先輩薬剤師が薬局長になればあまり気にはなりません。
しかし、自分の後輩が薬局長になると何とも気まずい思いになります。
もちろんそうならないように人事も配慮されるでしょう。
後輩でなくても同じ薬局ならきまづい
同期が同じ薬局の場合もきまづいですね。
自分よりも入社が遅かった先輩薬剤師がなるのもきまづいです。
こういったきまづさを回避するためにも人事は注意が必要です。
したがって、店舗異動となるケースも多いのではないでしょうか。
店舗異動を打診
店舗異動が行われない場合はきまづさは倍増します。
周囲からの目も少し痛く感じます。
後悔と自責の念に追いやられることも考えられます。
店舗異動も無理なら転職を検討するのもひとつの選択肢ですね。
まとめ
薬局長は薬局と病院やクリニックなどの医療機関を橋渡しする重要な存在。
管理職であるため、残業代は基本的にはでないので、手当が支給されます。
スタッフからは悪口や陰口を言われて、うざいと思われる覚悟も必要。
パワハラやセクハラにならないよう言い方に気を使うことも。
中間管理職なので、部下と上司との間での板挟みで苦労が絶えません。
時には責任の重さ、仕事量、給料、人間関係といった要因で辞めたいと思うこともあります。
しかし、心理的な面から見れば辞めたいと思う原因はシンプルです。
それは、同僚や上司から尊敬されていないと感じ、自分の成果を認めてもらえない。
承認欲求が満たされていないためということが分かりました。
周りの評価を変えるのは容易なことではありません。
しかし、自分を変えることは簡単です。
正しい評価を受けていないと感じるなら転職をしましょう。
転職すれば、責任の重さやプレッシャーから解き放たれ、満たされるでしょう。
ファルマスタッフはヒアリングや対応も丁寧でおすすめです。
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